2016年3月23日水曜日

レオ様はオスカー像をドコに置いているでしょーか!?オスカー俳優レオナルド・ディカプリオ来日記者会見で挙手しまくったあふ子よりレポートをお届け!

長年このブログを書いてきて、
記者会見に潜入し記事を書くことができるのは
初めてのことであり、あふ子非常に嬉しく思っております。
さて、本日出席させて頂いたのは・・・
「レヴェナント:蘇えりし者」 来日記者会見!でございます♪

もちろん、来日したのは、
オスカー俳優、レオナルド・ディカプリオ!!
14時よりザ・リッツ・カールトン東京での開催となりました。

開始時刻から20分くらい経った時、ついにご登場!!
はあ、私はこの瞬間のために今まで生きてきたのだわ! 
オスカー俳優、レオナルド・ディカプリオが目の前に!!
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 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ 

笑顔で現れたレオ様。
そして司会者の方の
「アカデミー賞受賞おめでとうございます!」
という言葉に湧く会場。
拍手と歓声に包まれました!! 
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 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ

 出だしの撮影はあっと言う間に終了。
すぐに質疑応答へと・・・。

あふ子の独り言交えつつ(笑)、
いくつかご紹介していきたいと思いますよ~。

Q. 「今回、主演男優賞につながった一番の要因は?
演技のどの部分が評価されたと思いますか?」

A. レオ様 「今回の作品というのは私にとって特別なものでした。
なぜ受賞できたのかを分析するのは難しいですが、
やはりこの映画自体が私にとってとても特別で、
又この映画に参加したすべての人間に
とって非常に特別なものだったのです。
アレハンドロはいろんなテクニックでこの作品を作り上げたんです。
どうやって彼がこれだけのものを
作り上げたか私は今でも理解しがたいのですけど、
永遠に映画史に残るような芸術作品になったと思っておりますし
アカデミー受賞は非常に名誉あることだと思います。
このような作品に私は二度と関われないかもしれない。
それけ私にとっては重要なこの人生における第一章でした。」
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 写真:AP/アフロ

Q. 「今オスカー像はどこにあるのでしょうか?」

A. レオ様 「家にあります。居間です。
友達が見せてほしいと好奇心を持ってきますし、
あそこにあることがとても嬉しいです。」

Q. 「5度目のノミネートでの受賞となりましたが、
ディカプリオさんの俳優人生はこの受賞でどのように変わりましたか?
また、受賞後初の来日ですが、日本で行きたい場所はありますか?」

A. レオ様 「まだ受賞したばかりで数週間前の出来事なので、
どのように自分の生活が変わったかとか、
特に俳優としてどう変わっていくか全く分かりません。
これは未知のことです。
ですが私としては全く変わらないことを望んでいます。
本当にこの受賞は有難いことですが、
私が仕事しているのはこういう賞を頂くためではなくて、
受賞したことはもちろん素晴らしいことなんですけど
やはり自分が元から持っていた夢ですとか理想というものを追求して、
最高の映画を作り上げていくということが今でも自分の願いなんです。

日本で一番大好きなのは京都です。
大仏を観たり寺院をまわったり・・・。
日本が歴史がすごく古くて素晴らしい文化を持っているので、
そういう所に行くのが大好きです。
今まで桜の開花時期に来たことが無いので今回とても楽しみ。
まだ開いたばかりみたいですね。」
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 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ

最初はアタシ、質問なんてできない。だって、恥ずかしいもの・・・。
なんて思ってモジモジしていたあふ子ですが、
ここらへんから質問したい欲が溢れ出し、
なんと挙手し始めます(笑)!

あふ子 「ハイ!ハイ!!」
小学校の時担任の先生に
教わった指先をピンと伸ばした
優等生挙手を披露するも、努力むなしく、別の方へと・・・

 Q. 「今回休養宣言を撤回して作品のオファーを受けたそうですが、
そこまでこの作品にほれ込んだ理由お教えてください。」

A. レオ様 「脚本を読んで非常に惹かれたということもありますが、
やはり天才的なアレハンドロ監督と組めるということ。
一番最初の作品『アモーレス・ペロス』の頃からずっと彼のファンでした。
『バベル』を観たときになんて画期的な作品なんだろうと思いましたし。
とにかく非常に映画的な経験、体験として独創的なものでした。
まさに映画をつくっているというよりも壮大な旅でに出かけたような、そういう感じでした。」 

あふ子 「ハイ!ハイ!!」 
がしかし、司会者の方を目が合わず・・・(涙)

Q. 「今回かなり体を張った演技を披露されていますが、
過酷な状況で演技するというレオナルドさんの
モチベーションは一体なんだったのか教えてください。」

A. レオ様 「一番大変だったのはやはり極寒の地での撮影です。
この寒さというのは本当に大変でした。
オスカー授賞式のスピーチでも言いましたが
今色々と気温変動があり、極寒の地で撮影していたんですけど、
急に温かくなって今度は雪が無くなってしまい、
アルゼンチンの最南端まで行って
雪を探さなければならないという状況に陥りました。
こういう作品というのは二度とやらないかもしれません。
本当に投資してくれるスタジオもないかもしれませんが
私はこの作品きっと振り返った時に
チャレンジしたことを誇りに思う作品だと思います。」 

あふ子「ハイ!ハイ!」

司会者の方 「はい、それでは次は・・・そちらのグレーの・・・」

あふ子「(ええーーーー!!アタシ、今日グレーのニット!
司会の女性と目が合ってる!目線があふ子に来てるやんけ!
ヤバイ!当ててほしかったけど、実際当てられると困る!!
質問内容がまずくて炎上したらクビになっちゃうかも!
でも!でもでも!質問したいーーーー!!)」

司会者の方「そのグレーのスーツの男性。蝶ネクタイの」

あふ子 「(あふ子じゃなかった・・・。完全に目線来てたのに!!
蝶ネクタイ?蝶ネクタイって・・・
あの皆が知ってる朝の顔、あのお方かよーーー!!」

そう、あふ子の席の二つ前には
蝶ネクタイがトレードマークのあのお方が
座られており、 司会者の方が見ていたのは
あのお方でございました(笑)

Q. 「今回の撮影で長期にわたってサバイバルの生活をされましたが、
もしも撮影ではなくて実際に一人でサバイバル生活をしなければ
ならなくなり、今の生活の中で3つだけモノを持っていっても
良いと言われたら何を3つ選んで持っていきますか?」

A. レオ様 「テレフォン(笑)。
ソーラーパネルのような受信できるようにするための道具、
要するに充電が切れないようにする装置ですね。
それと何か防水が効くライター。要するに火を起こすもの。
今回こういう映画で過酷な撮影を経験し
本当に大変だということを身に染みて分かったわけですね。
この映画の宣伝で、人類というのは環境に順応するものだとか
色々言われていますけど、私は多分耐えられないんじゃないかと思います。」

Q. 「精神的な安らぎを得るために
何か持って行きませんか?たとえばオスカー像とか(笑)?」

A. レオ様 「あれは家に置いておきます(笑)」 

あふ子「ハイ!ハイ!!」
 当てられた!と思ったら違っていた衝撃がスゴくて
若干疲れ始めているがまだめげないあふ子だったが
質問は別の方へ・・・。

Q. 「『インセプション』で共演したトム・ハーディを直談判して起用されたという話を
聞いたのですが、どういう経緯でトムを選んだのかということと
撮影中の秘話など教えてください。」

A. レオ様 「何か楽しいエピソードを話したいんですけど、
この映画についてはトムと楽しいエピソードは全くないです。
とても過酷な状況だったので。
あのような素晴らしい俳優さんと共演すると私も高められますし、
『インセプション』の時から非常に良い友人になりまして、
男らしさとか強さとかそういうものを持っているけど、
何か共感できるような部分もある。
あの年代の俳優さんの中では彼は最高だと私は思っていますし、
是非とも彼を起用してくれと監督に頼みました。
彼と一緒に共演できたということを光栄に思います。
また彼と仕事したいと思います。」

司会の方「では・・・最後の質問となります」

締めの質問にはあんまりふさわしくないと
思われたのでここは大人しくしているあふ子(笑)
でもナイスファイトだ!よく頑張った!自分!!

Q. 「過酷な撮影が終わった瞬間にどう感じましたか?
そしてその感情というのはこれまでの他の作品が撮影終了した時と
また違う思いがあったのであれば教えてください。」

A. レオ様 「ここの場が私にとって最後のプレスとなるんです。
6ヶ月間映画のプロモーションをやってきて、
今日が本当の意味での終わりという感じもありホッとしているところがあります。
このプレスだけでも映画になりそうです。
この2年間かけたこの映画の仕事というのは
ヒゲを生やすところから始まって準備期間から監督との話し合い、そして撮影。
プロモーションも含めて何か人生の重要な一生を作りあげた、
体験したという感じです。映画を作ったというより体験だったと思います。
先ほども言ったように本当に特別な作品だったんです。
この作品は非常に原始的な人類のサバイバルというものを
描いているんですけど、人類というものがなんなのか、
とか我々は何をすべきか、そういうような非常に意味深い、
私にとっても非常に意味深いものでした。
これは監督もスタッフも感じていると思います。」
 
レオ様、一つ一つの質問への答えが非常に
長く丁寧なところが印象的でした。
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写真:ロイター/アフロ

あふ子が質問したかったことは、
レオ様がオスカーを受賞できなかった期間の
オスカーに対する気持ちだったんですよね。
一番最初のノミネートから22年、その間惜しくも受賞に
至らないことが何回も繰り返されました。
毎年授賞式を見ながら、レオ様はどんな気持ちなんだろう?
っていつも考えていたあふ子でした。
受賞するかしないかなんて
レオ様にとって、大したことではなかったのだろうか?
それとも受賞を逃した日々は死ぬほど悔しかったんだろうか?
もし質問できていたらレオ様はどう答えてくれていたんでしょうか?
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 写真:ロイター/アフロ

今回の会見でオスカー像が家にあることが嬉しい、と言っていたレオ様。
もしも受賞できなかった期間、悔しい思いを抱えていたのだとしても、
きっと受賞できた瞬間、帳消しになったんだろうな、
なんて勝手に想像していた今日のあふ子でございました。
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写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ 

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